BBSACが解決するSIerの課題

地域のSIer・IT支援企業が中小企業向けのセキュリティサービスを提供しようとすると、以下の課題に直面します。

課題 01

監視基盤の開発・保守コスト

セキュリティログの収集・AI分析・ダッシュボードを自社で開発・維持するには、相当なエンジニアリングコストが必要です。

課題 02

複数ベンダーへの対応

Microsoft Defender・Entra ID・Cloudflare・Okta等、顧客ごとに異なるベンダー構成に個別対応するのは工数がかかりすぎます。

課題 03

IPAお助け隊基準の技術要件

24時間監視・数分以内通知・週次レポートといった技術要件を、自社リソースで全て満たすのは難しい状況です。

BBSACはこれらをバックエンドとして引き受けます。SIer様は既存の顧客関係と運用サポート力を活かして、監視サービスを提供できます。

パートナーとしての役割分担

役割BonaBase(BBSAC)パートナーSIer様
監視基盤の開発・保守✅ BonaBaseが担当
セキュリティログ収集・AI分析✅ BonaBaseが担当
ダッシュボード・ダッシュボード更新✅ BonaBaseが担当
週次・月次レポート自動生成✅ BonaBaseが担当
顧客との契約・請求・サポート窓口✅ SIer様が担当
IPAお助け隊サービス事業者登録— (登録申請はSIer様)✅ SIer様が申請
駆付け支援(年1回無料)✅ SIer様が担当
簡易サイバー保険の手配✅ SIer様が損保提携
顧客への初期ヒアリング・デモ✅ 一緒に対応可✅ SIer様が主導

IPAサイバーセキュリティお助け隊サービス基準(2.1版)への対応

基準2.1版(令和7年9月8日)が1類サービスに求める要件は(1)〜(11)の11項目です。このうちBBSACが引き受けるのは(2)異常の監視・通知と(4)導入運用の簡単さで、残りはSIer様側でのご準備が必要です。全要件ごとの詳細な対応状況はIPAお助け隊サービス対応ページにまとめています。

BBSACが引き受ける部分

基準の要件BBSACの対応
(2) 異常の監視
24時間の検知・通知
EDR・IDaaS・SASEのログを常時収集し、AIが分析。監視サービス部分を担当(EDR等のツール本体は含みません)
(2) 重大インシデントの即時通知
(60分以内が目標)
High/Critical は検知から数分以内にSlackへ通知
(2) 防御済み・対応不要なアラートの
週1回のレポート通知
Medium以下を週次レポートに集約して自動生成(基準が求める二段構えの通知に一致)
(4) 中小企業でも導入・運用できる簡単さ 日々の運用はAIの日本語要約で完結。導入時はIAMロール作成に加え、ベンダーのAPI権限付与と管理者同意、資格情報のご提供が必要です(設定は当社が代行します)
(9) 情報共有のためのデータ提供 IPAから要請があった際の顧客横断アラート統計を抽出してご提供(IPAへの提出主体はSIer様)

SIer様にご準備いただくもの

基準の要件内容
(1) 相談窓口サービス内容・価格・申込/導入時/アラート解釈等の技術/営業、の各問合せを受ける窓口
(3) 緊急時の対応支援駆付け支援を年1回以上、ユーザー費用負担なしで(リモート対応も可)
(5) 簡易サイバー保険損保会社との提携により付帯。補償内容を契約に明記
(6) ワンパッケージ提供(1)〜(5)を原則1契約で。監視装置のメーカー・型式、サービス提供の所在国、データ保存先サーバーの所在国を契約に記載(所在国情報はBBSACからご提供します)
(7) 価格の上限初期費用50万円以下/月額は端末1台あたり2,000円以下/1台から契約可/最低契約期間2年以内(いずれも税抜・ユーザー支払総額に対する上限)
(8) 提供実績IPA実証事業への参加、または中小企業向け類似サービスの実質的な提供・運用実績。申請の前提条件となります
(9) 情報共有IPAから要請を受けた場合に、アラートの統計情報等をIPAへ提供(データはBBSACが用意します)
(10) 事業継続性要員確保・品質管理体制・財政基盤。登録機関から要請時に資料提出
(11) 法令等の遵守実施主体・再販協力会社・パートナーが法令および基準を遵守(BBSACもパートナーとして遵守します)
収益設計の前提になる点: (7)の価格上限はユーザーがワンパッケージに支払う総額に対するものです。したがって「EDRライセンス+BBSAC+保険+駆付け+御社の利益」の合計が、端末1台あたり月額2,000円(税抜)以内に収まる必要があります。BBSACの卸価格はこの制約を前提にご提案します。

なおお助け隊サービスとして提供しない場合、この価格上限は適用されません。SCS評価制度対応や複数ベンダー横断監視を求める顧客には、通常のサービスとしてご提供いただけます。
重要: BBSACはIPAお助け隊サービス事業者の登録申請をしません。SIer様が申請者となり、BBSACがバックエンドとして技術要件を支える形で展開します。

なお現時点では BonaBase / BBSAC ブランドでのご提供となります。SIer様のブランドで提供するホワイトラベル対応は実装予定です。

料金の仕組み

本セクションに記載の料金は、すべて BonaBase から御社への「卸価格」です。エンドユーザー様への提供価格は、御社のマージンを加えて自由にご設定いただけます。BonaBaseがエンドユーザー価格を指定することはありません。

卸価格は「初期費用(一括)」と「月額」の2本立てです。月額はエンドユーザー様のIDライセンス数(Microsoft Entra ID / Google Workspace)に応じて決まります。御社が抱える顧客社数ではなく、各顧客の規模で決まる仕組みです。

初期費用

一括・製品数によらず一律

監視基盤の展開、各セキュリティ製品のAPI接続設定、通知設定、ログ流入検証までのオンボーディング作業の対価です。接続する製品数にかかわらず一律で、追加料金はいただきません。

月額

IDライセンス数に応じた月額

小規模なお客様向けに最低額を設定しています。ご契約時のID数で年額を確定し、期中の増減は反映しません(年次更新時に見直し)。お支払いは年払い・月次均等のいずれも選択できます。

AWS費用

お客様からAWSへ直接

監視基盤はお客様自身のAWSアカウント内で動作するため、AWS利用料はお客様がAWSへ直接お支払いになります。規模により月5,000〜13,000円程度(〜50名で月5,000〜8,000円、〜300名で月8,000〜12,000円、送信元IPの固定が必要な場合は月1,000円程度が加算)。エンドユーザー様への価格提示の際は、BonaBaseの月額にこの金額を必ず加えてご提示ください。BonaBaseを経由しないため、費用の透明性が保たれます。

お助け隊サービスとして提供される場合: ユーザー様がワンパッケージにお支払いになる総額は、初期費用50万円以下・月額は端末1台あたり2,000円以下(いずれも税抜)という上限があります。BBSACの初期費用および月額は、この上限内に十分な余裕をもって収まる水準で設計しており、EDRライセンス・簡易サイバー保険・駆付け支援を加えたうえで御社のマージンを確保できます。

SCS評価制度への対応や複数ベンダー横断監視を目的とした通常契約では、これらの価格上限は適用されません。

具体的な卸価格と規模別の試算表は、パートナー向け資料にてご提示します。お問い合わせいただければ、御社の想定顧客規模に合わせた収益シミュレーションをお送りします。

複数顧客の管理方法

SIer様が複数の中小企業顧客を担当する場合、以下の構成で管理します。

顧客1社 = AWS アカウント 1つ

エンド顧客ごとに独立したAWSアカウントを使用します。顧客AのログがBに見えるという情報漏えいが構造的に起きません。

BonaBaseはSIer様経由で各顧客アカウントにAssumeRoleし、CloudFormationで監視基盤を自動展開・更新します。SIer様がCloudFormationの内部を理解する必要はありません。

コードのアップデート(不定期)も、BonaBaseが全顧客アカウントに順次展開するため、SIer様の作業は発生しません。

パートナー向けよくある質問

どのような顧客に提案すればよいですか?+

以下の条件に当てはまる顧客が最適です。

  • 従業員30〜300名程度の中小企業
  • Microsoft Defender・Cloudflare・Entra ID・Okta等を導入済みだが、ログ分析の体制がない
  • IPAサイバーセキュリティお助け隊サービスを活用したい(またはSCS評価を受けたい)
  • セキュリティの専任担当者がいない(または兼任のIT担当者のみ)
デモ環境はありますか?+

パートナー向けのデモ環境を用意しています。実際のダッシュボード・アラート通知・週次レポートの動作をご確認いただけます。お問い合わせフォームからデモ申請いただければ、担当者がご対応します。

顧客との契約はどのような形になりますか?+

基本的には「SIer様が顧客と直接契約し、BonaBaseはSIer様とパートナー契約を結ぶ」形です。エンドの中小企業はBonaBaseと直接契約する必要はありません。SIer様が受注・請求・一次サポートを担当し、BonaBaseが技術バックエンドとして支えます。

顧客側のAWSアカウントの準備は必要ですか?+

はい。エンド顧客1社につき1つのAWSアカウントが必要です。AWSアカウントをお持ちでない顧客の場合は、新規作成からサポートします(メールアドレスがあれば数分で作成可能)。

顧客のAWSアカウントにBonaBase用のIAMロールを作成してもらい、パイプラインの展開は当社が実施します。このほかに、各ベンダー側でのAPI権限付与と管理者同意、AWSアカウントの上限引き上げ申請など、顧客の管理者にお願いする作業があります(手順は当社がご案内し、可能な範囲で代行します)。

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