SIerパートナー様へ
BBSACは、地域SIer・ITサポート企業がパートナーとして中小企業向けにセキュリティ監視サービスを展開するためのバックエンド基盤を提供します。IPAサイバーセキュリティお助け隊サービスの技術要件対応を中心に設計しています。
BBSACが解決するSIerの課題
地域のSIer・IT支援企業が中小企業向けのセキュリティサービスを提供しようとすると、以下の課題に直面します。
監視基盤の開発・保守コスト
セキュリティログの収集・AI分析・ダッシュボードを自社で開発・維持するには、相当なエンジニアリングコストが必要です。
複数ベンダーへの対応
Microsoft Defender・Entra ID・Cloudflare・Okta等、顧客ごとに異なるベンダー構成に個別対応するのは工数がかかりすぎます。
IPAお助け隊基準の技術要件
24時間監視・数分以内通知・週次レポートといった技術要件を、自社リソースで全て満たすのは難しい状況です。
BBSACはこれらをバックエンドとして引き受けます。SIer様は既存の顧客関係と運用サポート力を活かして、監視サービスを提供できます。
パートナーとしての役割分担
| 役割 | BonaBase(BBSAC) | パートナーSIer様 |
|---|---|---|
| 監視基盤の開発・保守 | ✅ BonaBaseが担当 | — |
| セキュリティログ収集・AI分析 | ✅ BonaBaseが担当 | — |
| ダッシュボード・ダッシュボード更新 | ✅ BonaBaseが担当 | — |
| 週次・月次レポート自動生成 | ✅ BonaBaseが担当 | — |
| 顧客との契約・請求・サポート窓口 | — | ✅ SIer様が担当 |
| IPAお助け隊サービス事業者登録 | — (登録申請はSIer様) | ✅ SIer様が申請 |
| 駆付け支援(年1回無料) | — | ✅ SIer様が担当 |
| 簡易サイバー保険の手配 | — | ✅ SIer様が損保提携 |
| 顧客への初期ヒアリング・デモ | ✅ 一緒に対応可 | ✅ SIer様が主導 |
IPAサイバーセキュリティお助け隊サービス基準(2.1版)への対応
基準2.1版(令和7年9月8日)が1類サービスに求める要件は(1)〜(11)の11項目です。このうちBBSACが引き受けるのは(2)異常の監視・通知と(4)導入運用の簡単さで、残りはSIer様側でのご準備が必要です。全要件ごとの詳細な対応状況はIPAお助け隊サービス対応ページにまとめています。
BBSACが引き受ける部分
| 基準の要件 | BBSACの対応 |
|---|---|
| (2) 異常の監視 24時間の検知・通知 | ✅ EDR・IDaaS・SASEのログを常時収集し、AIが分析。監視サービス部分を担当(EDR等のツール本体は含みません) |
| (2) 重大インシデントの即時通知 (60分以内が目標) | ✅ High/Critical は検知から数分以内にSlackへ通知 |
| (2) 防御済み・対応不要なアラートの 週1回のレポート通知 | ✅ Medium以下を週次レポートに集約して自動生成(基準が求める二段構えの通知に一致) |
| (4) 中小企業でも導入・運用できる簡単さ | ✅ 日々の運用はAIの日本語要約で完結。導入時はIAMロール作成に加え、ベンダーのAPI権限付与と管理者同意、資格情報のご提供が必要です(設定は当社が代行します) |
| (9) 情報共有のためのデータ提供 | ✅ IPAから要請があった際の顧客横断アラート統計を抽出してご提供(IPAへの提出主体はSIer様) |
SIer様にご準備いただくもの
| 基準の要件 | 内容 |
|---|---|
| (1) 相談窓口 | サービス内容・価格・申込/導入時/アラート解釈等の技術/営業、の各問合せを受ける窓口 |
| (3) 緊急時の対応支援 | 駆付け支援を年1回以上、ユーザー費用負担なしで(リモート対応も可) |
| (5) 簡易サイバー保険 | 損保会社との提携により付帯。補償内容を契約に明記 |
| (6) ワンパッケージ提供 | (1)〜(5)を原則1契約で。監視装置のメーカー・型式、サービス提供の所在国、データ保存先サーバーの所在国を契約に記載(所在国情報はBBSACからご提供します) |
| (7) 価格の上限 | 初期費用50万円以下/月額は端末1台あたり2,000円以下/1台から契約可/最低契約期間2年以内(いずれも税抜・ユーザー支払総額に対する上限) |
| (8) 提供実績 | IPA実証事業への参加、または中小企業向け類似サービスの実質的な提供・運用実績。申請の前提条件となります |
| (9) 情報共有 | IPAから要請を受けた場合に、アラートの統計情報等をIPAへ提供(データはBBSACが用意します) |
| (10) 事業継続性 | 要員確保・品質管理体制・財政基盤。登録機関から要請時に資料提出 |
| (11) 法令等の遵守 | 実施主体・再販協力会社・パートナーが法令および基準を遵守(BBSACもパートナーとして遵守します) |
なおお助け隊サービスとして提供しない場合、この価格上限は適用されません。SCS評価制度対応や複数ベンダー横断監視を求める顧客には、通常のサービスとしてご提供いただけます。
なお現時点では BonaBase / BBSAC ブランドでのご提供となります。SIer様のブランドで提供するホワイトラベル対応は実装予定です。
料金の仕組み
卸価格は「初期費用(一括)」と「月額」の2本立てです。月額はエンドユーザー様のIDライセンス数(Microsoft Entra ID / Google Workspace)に応じて決まります。御社が抱える顧客社数ではなく、各顧客の規模で決まる仕組みです。
一括・製品数によらず一律
監視基盤の展開、各セキュリティ製品のAPI接続設定、通知設定、ログ流入検証までのオンボーディング作業の対価です。接続する製品数にかかわらず一律で、追加料金はいただきません。
IDライセンス数に応じた月額
小規模なお客様向けに最低額を設定しています。ご契約時のID数で年額を確定し、期中の増減は反映しません(年次更新時に見直し)。お支払いは年払い・月次均等のいずれも選択できます。
お客様からAWSへ直接
監視基盤はお客様自身のAWSアカウント内で動作するため、AWS利用料はお客様がAWSへ直接お支払いになります。規模により月5,000〜13,000円程度(〜50名で月5,000〜8,000円、〜300名で月8,000〜12,000円、送信元IPの固定が必要な場合は月1,000円程度が加算)。エンドユーザー様への価格提示の際は、BonaBaseの月額にこの金額を必ず加えてご提示ください。BonaBaseを経由しないため、費用の透明性が保たれます。
SCS評価制度への対応や複数ベンダー横断監視を目的とした通常契約では、これらの価格上限は適用されません。
具体的な卸価格と規模別の試算表は、パートナー向け資料にてご提示します。お問い合わせいただければ、御社の想定顧客規模に合わせた収益シミュレーションをお送りします。
複数顧客の管理方法
SIer様が複数の中小企業顧客を担当する場合、以下の構成で管理します。
顧客1社 = AWS アカウント 1つ
エンド顧客ごとに独立したAWSアカウントを使用します。顧客AのログがBに見えるという情報漏えいが構造的に起きません。
BonaBaseはSIer様経由で各顧客アカウントにAssumeRoleし、CloudFormationで監視基盤を自動展開・更新します。SIer様がCloudFormationの内部を理解する必要はありません。
コードのアップデート(不定期)も、BonaBaseが全顧客アカウントに順次展開するため、SIer様の作業は発生しません。
パートナー向けよくある質問
どのような顧客に提案すればよいですか?
以下の条件に当てはまる顧客が最適です。
- 従業員30〜300名程度の中小企業
- Microsoft Defender・Cloudflare・Entra ID・Okta等を導入済みだが、ログ分析の体制がない
- IPAサイバーセキュリティお助け隊サービスを活用したい(またはSCS評価を受けたい)
- セキュリティの専任担当者がいない(または兼任のIT担当者のみ)
デモ環境はありますか?
パートナー向けのデモ環境を用意しています。実際のダッシュボード・アラート通知・週次レポートの動作をご確認いただけます。お問い合わせフォームからデモ申請いただければ、担当者がご対応します。
顧客との契約はどのような形になりますか?
基本的には「SIer様が顧客と直接契約し、BonaBaseはSIer様とパートナー契約を結ぶ」形です。エンドの中小企業はBonaBaseと直接契約する必要はありません。SIer様が受注・請求・一次サポートを担当し、BonaBaseが技術バックエンドとして支えます。
顧客側のAWSアカウントの準備は必要ですか?
はい。エンド顧客1社につき1つのAWSアカウントが必要です。AWSアカウントをお持ちでない顧客の場合は、新規作成からサポートします(メールアドレスがあれば数分で作成可能)。
顧客のAWSアカウントにBonaBase用のIAMロールを作成してもらい、パイプラインの展開は当社が実施します。このほかに、各ベンダー側でのAPI権限付与と管理者同意、AWSアカウントの上限引き上げ申請など、顧客の管理者にお願いする作業があります(手順は当社がご案内し、可能な範囲で代行します)。
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